生きてて良かったと叫びたい!

メンヘラデビュー!

たまに見る夢の話

今朝、久々にある夢を見たのでその話をする。

 

いきなり話は飛ぶが、皆さん大阪教育大附属池田小学校という学校名を覚えているだろうか?

若い人はピンと来ないかもしれないけど、所謂宅間守事件と言えばアラサー以上の人は聞き覚えがあるはずだ。

↓何言ってるのかわからない若者達は下記のWikipediaリンクを読んでね↓

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/附属池田小事件

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僕は当時その小学校に通っていた。襲われたのは1階に教室のある下級生だったので上級生だった僕は無事だったのだけれど、血塗れになって倒れている少女とか、見慣れた教室や下駄箱が凄惨な殺人現場になった光景は未だに目に焼き付いている。

で、よく見る夢というのはその時の光景じゃなくて、もっとしょうもないもの。

その頃から、助かってよかったという思いと共に、「自分なんかが助かってよかったんだろうか」という気持ちをフワッと持っていた。当時は本当にほんのりとしたものだったんだけれど、歳を重ねるごとにその感情は輪郭をはっきりさせて、心の中に居場所を作り始めた。

高校を卒業して引きこもっていた頃からだろうか、それは夢という形になって現れた。

 

「どうしてお前がのうのうと生きてるんだ」

「ウチの子は殺されたのに」

「代わりにお前が死ねばよかったのに」

 

小学生当時の自分が、不特定多数の大人たちに責められる夢である。スタンドバイミーの主人公が作中で似たような夢を見ていたが、あれを20歳前後の男が見て真っ青になっているのである。情けない話ではあるけれど、本当に怖くて起きた後はしばらく希死念慮と戦うことで必死でベッドから出られないことが続いた。自分を守ってくれるものは布団だけしかないと感じていた。

※念のために言っておくが、僕は遺族の方々にそんなことを言われたこともなければ会ったことすらない。今の自分を見られれば赤字のようなことを思われても仕方ないかもしれないが、そんな発言をされる人達のような、失礼極まりない書き方をしていることを詫びさせていただく。

そんな夢も歳を取って落ち着き始めたのだけれど、会社に入って仕事がままならなくなり、精神科で発達障害の診断を受けてからまたしても顔を出してきた。ぶっちゃけ18歳ならまだセーフかもしれないが、30手前のおっさんがこんなことで悩んでいるのはうわキツと言わざるを得ない。

当時は現実のキツさも相まって本当に自殺の手前まで行ったのだが無事?踏み止まり今に至っている。

そして最近は症状も収まって見なくなっていたのだが、昨日の夜久しぶりにこの夢と再会してしまった。

 

何かあったのかって?そう、映画JOKERを観て、色々なことを半ば強制的に思い出させられたからだ!!!

余りにもリアルな精神病患者の日常の描写!!

追い詰められたキモくて金のないおっさんが「無敵の人」に変貌してしまうという下手なスプラッタよりよっぽどグロテスクなスリルとサスペンス!!!

バットマンについての事前知識なんてなくても楽しめるぞ!!!!

発達障害者、鬱病患者のみんな!!僕と一緒に映画館で絶望しよう!!!!

全国315館の劇場で大ヒット上映中だ!!!!!!

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http://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/